2005年09月29日

シルバニアビレッジ探訪記(その1)

ちょっと昔のネタなのですが…。
夏休みも近づいたある日、長男が新聞に入っていた「トーマスランド」(富士急ハイランドの中にある、きかんしゃトーマスのテーマパーク)のチラシを持ってきて言いました。
「ここに行きたい。トーマスランドでこれに乗りたいんだけど。」

キャラクター嫌いの私があれほど避けていた「トーマス」ですが…
こうやって来られては「ダメ」というわけにもいきません。
そもそも我が家はこの時点では夏休みの計画を何にも立てていなかったのです。
経済的な理由からあまり旅行に行かない我が家ですが(ホントは私はかなり旅行好きなんですが…)年に一回くらいは子供をどこか遠くに連れていってあげたいと思っていました。
富士急ハイランドなら我が家から車で行ってもそう遠くありません。

「長男がトーマスランドに行きたいと言っている」と聞いたダンナは「じゃあ、俺はガンダムライドに乗りたい」と言い出すし、そのチラシの裏には私が以前から行きたいと思っていた、シルバニアファンの聖地(!)「シルバニアビレッジ」も載っています。
結局「よし、じゃあ今年の夏は富士山の麓で遊ぶか!」ということに…。

「シルバニアビレッジ」とは。
エポック社が出している「シルバニアファミリー」という、子供向けのドールハウスのようなおもちゃのシリーズがあるのですが(今年で25周年を迎える、それなりに人気のおもちゃです)その世界を「等身大で」作ってしまったのが「シルバニアビレッジ」なのです。
シルバニアファミリーのおもちゃには人形(動物ですけど)を遊ばせるための「お家」がいろいろ出ているのですが、その「お家」が富士山麓の高原の中に(人間の入れる大きさで)建っているのです。
ここは旧「日本ランド」というゆうえんちで、現在は「ぐりんぱ」という名前になっています。その一部がシルバニアビレッジとして昨年夏にオープンしました。エポック社と富士急行が出資しているようです。


私が子供の頃はこの「シルバニアファミリー」というおもちゃはなかったので、当分の間私とは無縁の世界だったのですが…長男を妊娠したときに「アカチャンホンポ」(赤ちゃん用品専門の卸売り問屋)でこのおもちゃを見かけて、そのかわいさにひと目ぼれ。
もともと私はドールハウス系のミニチュアにかなり弱いのですが、ドールハウスの小物は高いし、集め出したらキリがないし…ということで自分で買うことはありませんでした。
でも、シルバニアは子供向けだけあってお値段もお手ごろ。そのわりにはカントリー系の素朴さが漂うラインナップで、小物もかなり凝っています。
そんなわけで長男が2歳くらいになるまではいろいろとコレクションを増やしていました。もちろんもっぱらディスプレイ用です。

が、長男が大きくなってからは、こんなものを飾っておくと何をされるかわからないので、コレクションはしまいこんでしまいました。
実は長男はけっこう遊びたがっているのですが、わりとレアなものもあったりするので…これは遊ばせられない…。小物もかなり小さいのでなくす可能性大ですし。
必然的にそれ以上コレクションを増やすこともなく、新製品をおもちゃ売り場でチェックするだけの日々が続いていました。

コレクションをしていた当時は過去カタログを集めて研究するくらいかなりはまっていたのです。(研究するだけでそんなに買いませんでしたけど…)
ですからシルバニアビレッジもいつかは行きたい、とずっと思っていました。
でも富士山の近くという東京からは微妙な遠さなので、わざわざそのためだけに行くというほどの余裕がなかったのですが…今回は絶好のチャンスです。行くしかない!

しかしその後調べてみて初めてわかったのですが、この「ぐりんぱ」というのは富士急ハイランドからはかなり遠い位置にありました。
同じチラシに載っていたのでてっきり近いのだと思っていたのですが…車で一時間はかかるという。同じ富士山でも、富士急ハイランドは山梨県、ぐりんぱは静岡県にあるのです。
しかもぐりんぱのほうは富士山の二合目。有料道路を登らないと入れません(というか、有料道路の中に存在しています…)。
地元の人だと「こんなの近所だよ」と言う距離なのかもしれませんが…。
しかもどこで間違ったのか、河口湖からぐりんぱに向かう時、富士山の反対側を回ってしまい…(と気付いたときには、引き返すよりも進んだほうがいい場所でした)さらに1時間は損をしたと思います…。

事前にシルバニアのファンサイトで情報を仕入れていたので驚きませんでしたが、私たちが行った時、ぐりんぱは「雲の中」にありました…。
霧の中じゃないですよ、雲の中ですよ。(霧の中にいるのと視界は同じですが…)

シルバニア入り口.jpg

8月の中旬頃に行ったのですが、ちょうど台風が近づいていてあまり天候はよくありませんでした。でも、あまり雨は降らなかったのでまあよかったんですけどね。
でも、ときどき長袖でないと寒い!というくらいの気温でした。
晴れ間もあったので、そのときはとってもきれいでしたが。

おかげでぐりんぱはとってもすいていました。前日の富士急ハイランドは平日にも関わらず混み混みで、どの乗り物に乗るのでも必ず並ばされ、人気アトラクションは2時間待ちなんてのが多かったのです。(もちろん子連れでそんなのには並びません…)
でもぐりんぱのほうはさすがにこの天気でこの場所では混むわけありません。
でも、すいているとはいえ、それなりに駐車場も埋まっていたし、人もまあまあいました。これだけの悪条件の中、シルバニアだけでこれだけお客さんが来るとは、シルバニアのファンって多いのですね。

ぐりんぱの中にはシルバニアビレッジ以外にも、旧日本ランドの「遺物」と思われるジェットコースターやメリーゴーランドなどの遊具がいくつかあるのですが、こちらのほうはがらすきでした。ジェットコースターはかなり「初心者向け」のゆるいものなので、大人が喜んで乗るようなものじゃないのです。
でも子供には楽しいようで、同じ子が「降りた」と思ったらまた次の回に乗っていたり…毎回メンバーがほとんど変わらない状態で運行していました(笑)。
長男はこれがコースター初体験だったのですが、喜んで4回くらい乗っていました。
しかしこちらの遊具は「いったいいつのだ!」と突っ込みたくなるような古いものばかりでした。子供はそれなりに楽しそうでしたが、大人ももう少し楽しめるようにしてほしいものです。

さていよいよシルバニアビレッジのお話です。
以前からシルバニアビレッジの写真を見て「建物がおもちゃのプラスチックの質感にそっくり」と思っていましたが、ホントに…その、シルバニアのおもちゃの家が”そのまま”という感じで建っていました…。いったいあの外装、なんでできているんでしょうね。普通の家には絶対使わないであろうと思われる素材です。

シルバニアビレッジ.jpg
遠くから見ると、おもちゃが置いてあるジオラマを見ているようです。


あとで観覧車の上からシルバニアビレッジ全体を見渡してみましたが…「ジオラマを俯瞰でビデオ撮影しているみたいな」気分でした。この時はちょうど晴れ間だったので、とてもきれいな光景でした。
でも観覧車の解説音声は「今日はあまりよく景色が見えなくてごめんなさい!」みたいなものが流れていて、ああ、ここはしょっちゅうこういうことがあるんだな…と思いました。
ちなみにぐりんぱのちょっと上には「イエティ」というスキー場があります。(夏はさすがにやっていませんが)つまり冬はここらへんには雪が思い切り積もっているというわけです。
ぐりんぱの前身の「日本ランド」がどうしてこんな標高の高いところに遊園地を作ろうと思ったのか、ナゾです。

建物の近くに来てみたらば、なんだか自分が小さくなってシルバニアの世界に入り込んでしまったような、なんとも夢のようなだまされているような(笑)気持ちでした。
私ほどシルバニアに興味のないダンナも、「おお、ホントにおもちゃと同じだ!」と面白がって写真を一杯撮っています(笑)。


一面の緑の中、点在するシルバニアの家たち。
お花畑もちょうど見頃でキレイでした。
村のあちこちでは、シルバニアの動物たち(動かない人形)が座ってお茶をしていたりします。実物の人間との等身の違いがなんともおかしいです。
できれば着ぐるみも街中を歩いてサービスしてほしかったんですが…そういうのはないみたいですね。


建物の中の構造はさすがにおもちゃのままというわけにはいかなかったようで、ほとんどの建物の中は全然違う構造になっていました。
「森のみんなの学校」は外から見ると2階建てなんですが、中は天井の高い1階建てでした。しかも中はフローリングに座机が置いてあるだけで、ちっとも学校らしくありません。黒板くらいつけておいてほしかったなあ。
「風の丘のお家」(風車になってます)は外見は3階建てですが中はただの吹き抜けで、しかも上には登れないし(おもちゃだとはしごがついていたのです)。そして風車が回らないのですよ!(笑)もともとのおもちゃの風車の構造からして、とても風を受けて回るようにはできてないんですが…でも回っててほしかったです、これは。

(次に続きます)
posted by はなずきん at 06:34 | Comment(0) | ノンジャンル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする